誕生日


「ゴン」
「キルア!」


今日はゴンの誕生日だ。
前に5月5日がゴンの誕生日だと聞いたときは、絶対に祝おうと決めていた。5月5日、子供の日が誕生日なんて、ゴンらしいと思った。

1ヶ月くらい前からプレゼントは何にしようかと散々悩んで、昨日ようやく買った。
ゴンがずっと使ってくれる物がいいから、ボールペンを選んだ。


「キルアどうしたの?」


そこにあるクラピカやレオリオ、ビスケ、他にもたくさんの奴から貰ったらしいプレゼントに敵うなんて解らないけど。


「これ」
「へ?」


ポンと、ラッピングされた袋に入ってるそれをゴンの額に押し付ける。


「誕生日、おめでと」
「…!キルアありがとう!」
「…別に」


ゴンの笑顔が眩しすぎて、思わず顔を逸らす。
喜んでくれたみたいで良かった、なんて思っていると。


「わぁ、ボールペン!えへへ、胸ポケットに入れて持ち歩くよ。これでいつもキルアと一緒だね」
「!!」


あぁ、もう、なんでコイツはこう…

嬉しいこと言ってくれるんだ!





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ゴン誕生日おめでとう!

その内ボールペンに嫉妬するキルアとか。



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