櫂+レン
※ショタ
チャイムが鳴り、クラスの皆が次々と教室を出て行く。
俺たちも先生に挨拶をして、帰ろうとすると、
「さようなら〜」
ぺこりと頭を下げるレン。何か違和感を感じて背中のランドセルを見るとどうやら金具を止めていなかったらしい。
「あっ!おいレン…!」
声をかけるのも遅く、レンのランドセルからはどさどさと教科書やノートが落ちた。
「…」
「…」
ぽや、と頭に?マークを浮かべて、レンは落ちたそれを眺めて言った。
「櫂、教科書落としましたよ?」
「お前のだ!」
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