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夢であるなら醒めないで。現実ならばこのままずっと眠りたくない

赤い血が流れた屍の道は、柔らかく足を包み、私を冥土へ誘うの

そんなに僕たちを引き離したいなら、腕ごと切ってやってごらんよ

笑ってしまうわ。あなたはどうにも弱点が多すぎるんだもの

首の骨が折れる音がした。僕は素知らぬ顔で、日常に戻ることにした




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