宇宙のずぅっと果てでまた君を思い出したよ

ぜんぶぜんぶがゆめでした

嘘つきお星さま

待ってて僕の王子さま

溺死する砂漠

最上のバッドエンド

ふたりはふたり

混じりあえたら良かったのにね

バオバブの木の下

音のないさよなら

硝子の棺なんていらないよ

彼のいた空

酷く優しい腕のなかで時が止まってしまえばよかった

つきおとしてくれないくせに

泣きたいほどにあかい林檎

立て膝の僕と歪む地軸

視線の物理的効力について

壊れた自動ドアは眠れない

いつか引き際を見失った、

銀河の嬌声

曲がり角の見えない純情

朱い音がいとしい人ひとりの冷たい耳朶をほのかに染める日

境界線の宇宙

きっとどうしようもない

彗星の残り香

君だけが泣いてくれればいいから、どうか肩を寄せて涙を流せる人はずっと探さないままでいて

記憶の焼け跡

朝が泣いていた

白い左手はどうか僕に頂戴

うまくわらえないの

ひとりぼっちのゆうれいせん

君が愛したこの残酷な世界

僕が愛したその黄金色の瞳

二人が愛されなかったあの壁の向こうで

砂糖まみれのアイアンメイデン

ほら、嗤いましょ?

鎖に繋がれた純情

飼い慣らされた木星

裏切り者に詩を



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