ないしょ!2(進撃/アルミン)








寝静まった部屋は必然的に静寂が支配している。

未だに寝れない私は、ぼーっと考え事に更ける。
今日アルミンに聞かれた、君自身の恋愛は?という質問が彼と別れてからぐるぐると頭に浮かんでは沈む。

「ないしょ!」とは答えたものの、実際好きなのはアルミン張本人。
まさか「私の好きな人はアルミンだよ!」なんて、当然言える筈もないので、内心、なんて答えるのが正解か、と物凄く思考をフル回転させた。



アルミンと装置の手入れをしながら会話してたのはもう2時間ほど前だっただろうか。


手入れが終わったあと、アルミンに一緒ご飯食べないかい?と誘われ、うん と即答。
じゃあ食堂に行こう、と私の手を迷いなくぐいっと引くアルミンは見かけによらず恋愛等に置いては肉食系なのかなと思わせる。

それとも私のことが恋愛対象外なだけで、そう言う事は気にしない。とかそういうのだろうか。
だったら悲しいが。


食堂に向かう途中、アルミンがはっと思い出したように、エレンとミカサもいるけどいいかな?と言ったので
うん。なんとなく、そう思ってた
と返した。


そんな中訪れた夕食時はというと、意見の食い違いからエレンとジャンが喧嘩になるというなんとも落ち着きのない夕食会。
しかしそれももはや日常と思えるほどの事だったので、慣れている周りは呆れるか、煽るか。

隣に座っているアルミンは「危ないから程々にしなよエレン」と呆れながらも少し心配しているのだろうか。


「優しいね、アルミン」

「え?どこがだい?」

「え?だってエレンの心配してるんじゃ…」

「え!あ…言いにくいけど、僕が心配してるのは教官にバレないか…だよ」

とばっちりを喰うのはいやだからね、と話すアルミンは時々こういったどす黒い一面を見せる。


暫くして食事の時間終了を知らせる鐘が鳴り、一気に人が散る。


「また、一緒にしようね」

「うん!」


その「一緒に」っていうのが、手入れのことなのか、それとも食事よことなのかいまいち分からなかったが二つともまたしようね、と言う意味で「うん」と返事した。





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今度こそのヒロインちゃん目線。

つか、まだくっつかねーのかよっていうね(笑)

二人とも実は両想いだよ!って話でした。

うーん、、、くっつく話、書いた方がいいかな?←