あおいそら

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復讐者

 どうやら他チームも闇討ちに遭って壊滅状態に陥っているらしい…。
 ヴァリアーも、なんとか動けるスクアーロが余りのウォッチを付け、時計をギリギリ死守できた私と、ボスのザンザス…3人で今後戦うことになった。

 だけど、たった一人の復讐者に対してこのザマ…。
 なにか打つ手を考えなければならない。
 まぁ、なんにせよザンザスはやる気満々なので、なんとかなる…といいな。と思いつつ…明日のために暫しの休息を取るべく、ザンザスと共に豪華なソファーに身体をもたげた。
 …なんでザンザスと一緒のソファーなのかは些か疑問だが、抗う力もないのでそのままでいる。

 ゆっくりと微睡みに瞼が下がりかけた瞬間、戦闘開始1分前を時計が告げた。
 ハッとして掛け時計を見ると…針は12を刺していた。

「…日付が変わったばかりだってのに、せわしないなぁ」

「何を考えてるんだ!
 こんな日程あり得ないよ!!
 …拷問じゃないか!!」

「狼狽えるんじゃねェ、マーモン!
 ボスさんを見習え」

 騒いでいた私達を尻目に、落ち着いた様子のスクアーロは私の隣…ザンザスを指さした。
 そのザンザスは鼻提灯を出しながら寝ていて…ちょっと可愛い。
 とか思っている間に時間になり、復讐者が3人現れ…襲いかかってきた!

「…プレゼントプリーズ!」

 少しの攻防戦を繰り広げた後、呪解したマーモンの幻術によって戦闘を回避した。
 あのままだと確実に私死んでたかもしれない…マーモンには感謝しなくては。

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- ©2015/11/17/Thu/AOISORA -