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▼ 通い詰める
「お兄ちゃん、あのね…今日はね!」
「それでね、それでね…!」
「えへへ、お兄ちゃん大好きー!」
とにかく私はザンザスのもとに通い詰めた。まぁ、毎日そこに彼がいるわけでは無いので…いたら必ずという程度だけども。
それでもウザいくらいに通い詰めて、声をかけてベタベタした。
最初はなんだコイツ。という胡乱げな目を向けられていたけど…最近は軟化して頭を撫でてくれたり、たまに返事をしてくれたりする位には仲良くなった。
そんなこんなで数年がたったある日、ザンザスは全然こなくなった。もしかしたら9代目の所に貰われていったのかもしれない…。
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