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▼ たまご
いただきます。
「…後悔しないな?」
鋭い目で私を射貫いたマグロさんは、唐突に私の襟首を掴んで引き寄せ…口付けた。…んん?なんで私、マグロさんとキスしてるんだ??
「俺と結婚しろ、クコ」
私を離したかと思うと、私から視線を逸らしながら唐突に言ってきた。…色々と順序?飛ばしてる気もするけど、結婚したら衣食住が安定するし、なによりマグロさんとずっと一緒にいられる。
断る理由なんて、ない。
「…喜んで」
そう返事すると、マグロさんは笑った。…なんだか恥ずかしい気持ちになったので、目の前のケーキを誤魔化すように頬張った。
これから何が起こるか、なにも想像できないけど…マグロさんとならきっと。
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