あおいそら

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鮫の行方


「…スクアーロがどこにいるか知ってるかしら?」

 ふぅ。と溜め息を付いたルッスーリアは獄寺にスクアーロについて尋ねた。
 当初の目的はスクアーロだった気もするけど、色々あって忘れていたかもしれない。

「あいつはやられて…今、山本達が捜索してる…」

 スクアーロは現在行方不明で生死も不明なのか…生きてるのか少し心配。

「ハッ、死んだか」

「ハッ、死んだか」

「…ってことは、次期作戦隊長は私かしら?」

「これでド突かれないですむ」

 ザンザスのマネをしたレヴィは無視して、私以外の誰もスクアーロの心配をしていない様子。…まぁ、心配してたらしてたで気持ち悪いけども。

「私はスクアーロが心配やわ。
 だってスクアーロおらんくなったら、扱いやすい壁がおらんくなるってことやろ…?」

 困るわー。と冗談半分で言うと…私達の発言に獄寺が、まともなヤツいねぇ。とでも言いたげな表情をしている。
 獄寺は自分がまともだとでも思ってるんだろうか?…爆弾魔がまともなわけないのに。

「なにあいつら?
 なんか変なのでてきた」

 私達を見下ろすように、空中に浮いている人魚のような少女?が赤黒い色の肌に鋭い爪の仲間に問いかけている。

「ボンゴレの暗殺独立部隊、ヴァリアーだ。
 まぁ、どのみち消すだけだがな」

 ニヤリとあくどい笑みを浮かべた敵に、ザンザスは、やってみろ!と炎を手に集めはじめた。…売り言葉に買い言葉ってこういうことね。
 それを止めるように獄寺が、私達の技は攻略されている。と忠告してくれた。…でも、そんな事を聞くようなヤツらではない。

「るせぇ。
 …かっ消せ!」

 獄寺の発言をまるっと無視して、ザンザスがベスターに攻撃を指示した。

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