あおいそら

好きなんだけどね

「もー、やる気ないわ」

「だねー」

 ゴロゴロとおそ松の家で積んでいたジェンガを蹴倒して寝転んだ。
 …そう、私達は暇なのだ。
 別にニートだから暇っていうわけじゃ、ないよ?

「まだお昼すぎだよ?」

「オヤツまだー?」

「そもそも今日、オヤツあるっけ…」

 うつ伏せで額を突き合わせて、コソコソと内緒話を2人でする。
 …意味なんて全くないので、すぐ飽きる。

 はぁー。とため息をついてみても、何も変わらない。

「ちょっと、おそ松。
 なんか面白いことしてよ」

「言い出しっぺのシキちゃんがしなよ」

 頬杖をつきながら近くのおそ松のほっぺをツンツンすると、嫌そうな顔をされた。

「そんなコト言わずにー、おそ松ならやれるって」

「無理ムリ」

 今日もこうして、いつもと何も変わらない1日が過ぎて行く。

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- ©2015/11/17/Thu/AOISORA -