コタツからルパン
2014/02/25 18:28
去年の暮れに見た夢だ。
私は実家の自分の部屋にいた。
そこに、突如としてしゃべる猫が現れた。私に対して彼はこう言った。
「お前はもう、この夢以外を見ることはないだろう」。
そのとき私は、「ここは夢だ」と自覚していた。
もしも、猫の言葉が本当なら、私は毎晩明晰夢の中でイメージトレーニングができるではないか! と少々うれしくなった。
まあ、大して期待はしていなかったが…。
猫が消えたので、私は階段を下りて居間へと向かった。
居間のコタツの前を通りがかると……
――ぬるっ
!!
なんと、コタツの中からルパン一味が出てきたではないか!
なぜ、コタツなんだ…。
しかも、我が家のコタツは男3人が隠れられるほど大きくないぞ……。
そんな疑問はさておいて、とにかく私はうれしかった。
いままでにも、ルパンに夢の中であったことはあるが、どれも顔つきが微妙に変だったのだ。
しかし今、私の目の前にいるのは正真正銘ルパン三世!ばったもんじゃないぞ!
しかも、3人そろっているではないか!
3人になぜここにいるのかと尋ねると、どうやら私を助けに来てくれたという。
あの猫の呪い(?)から開放されるにはあるミッションをこなさなければならないそうだ。
私は助けを呼んだ覚えはないが…まぁ、面白そうだしいいか。
――と、思ったところで夢終了!!
もちろん、猫の呪いなどは存在せず、次の晩に見た夢はこれとは全く関係のないものだったとさ。
おしまい。
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