ネタ→愛してなんてほしくない(トリ) 
ここは地獄の釜の底。良いことなんて一つだって、あるわけないの。

母の最期の言葉を、父や兄が否定し優しくしてくれるから生きてこられた。
そんな夢主が、天女様としてトリップする話。



お相手→保健委員の誰か(今までお相手になっていない人を選ぶと三反田くんか左近くんになる)



夢主は図らずも神様に愛された女の子。母もそうだった。母の前は曾祖母で、父が言うには曾祖母と母は老いても明らかなほど瓜二つだったそう。
そんな夢主は、小さい頃は確かに幸せだった。母はいつも怪我は絶えないが笑顔で、父も兄も過保護なくらい優しくて。

だがある日、母が自殺。夢主の肩をつかみあんたも私みたいになるのだと笑いながら。
夢主は第六子、兄は第五子。同胞他第一子から四子まではこの世にいない。夢主は母そっくりで、神様に愛されてもいた。
何度入院必須の大怪我を負おうが、夢主は同じ母がいたから頑張ってこれたのに。母は神様に糸を引かれるように死んでしまう。

母が笑顔でいた理由を知り、自殺の理由を知り、自分の体質を知り、それでも父や兄を悲しませたくないと健気に生きていた夢主に痺れをきらした神様が、夢主が死にたくなるように手をうった。


「だぁれも、知ってる人も守ってくれる人も気にかけてくれる人もいない、時代さえ違う場所に来たらこっちに来てくれるよねぇ?」