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「期間切れだ。また、どこかで会おう。」

きっと、これは委員長の嘘
だって、先輩方が微妙な顔してる

「はい。委員長、お元気で。」

でも知らないふりをします
悲しくても辛くても、独りになったあの瞬間より痛くはないから

「兄さん、オレやはあと二年・・・追いつくから。必ず。必ず追いつくから。」
「私達は会うことがありません。多分ですが。ですので、あの世にて待っていてください。」

先輩方は、まるで委員長が死にに行くように別れを言ってる
委員長も、否定しない

では。と、一瞬で委員長は消えた

僕は、零れる涙に余計悲しくなって
今日はここで寝ると、連れて行ってもらえた緑の檻で丸まって寝た

先輩方はその檻に背を預けて座って寝る
先輩方は、僕に安心を与えてくれて、悲しくても辛くても苦しくても、僕はここにいれるんだ

「先輩方、大好きです。」
「***のデレが最高に可愛い。」
「真顔で言わないほうがいい。」



夢の中で雷蔵くんと僕で魚釣りをしていた
雷蔵くんはニコニコしてて、僕も隣でニコニコしてる

幸せな、夢・・・

そんな夢から覚めて、僕はまた下を向く一日を始める
誰も僕に話しかけないし、僕も、黙り
やっぱり、上手く力を加減できないんだ
先輩方は鍛錬になると笑ってくれるけど、みんなは怖いって

黒板に解答を書こうとして、圧でチョークを粉にしてしまってからは特に


「・・・、」

どこ行くの?って、門をでる雷蔵くんをみる
雷蔵くんは、僕をみない
隣にいる、雷蔵くんにそっくりな子が、僕に一度目を向けて
興味ないと言わんばかりにそらされた

「・・・雷蔵くん、」

もう、親友じゃないんだね・・・