毎日毎日、檻の中から部屋の外を観てる。
部屋の外は、外じゃない。だって、部屋の中に部屋が造られて、それが檻だから。
だぁれかあたしをころしておくれぇ・・・?
毎日毎日、お前は美しい、綺麗だ、愛らしい、まるで花のようだ。
蝶よ花よと愛でられるだけの人生に、とうとう嫌気が差しました。
うんと幼いころ、何かあったら助けると言ってくれた幼なじみは、助けにこない。
あぁ、あぁ・・・嫌だなぁ・・・・・・
ぷつり。
最期に聞いたのは、待ち人の声。
これは幻聴?
お相手→食満留三郎
お隣さんで、いっつも手を繋いでた
ある日、夢主は金一枚のためにバイバーイ・・・金持ちに売られていきました
勿論、食満は幼いながらも夢主を探します。
でも、手は届きません。
プロの忍びになって、ある屋敷へ侵入した食満は、屋根裏から奇妙な部屋を見つけます。
そう。なぜか部屋の中に部屋が。
ちょっとの興味と、胸騒ぎ。
部屋に降りれば、一面だけが格子。
用心しながら中を覗けば、今まさに、女性が自ら命を絶ちました。
「***っ!!!」
探し続けた幼なじみは、コンマ幾つの差でこの世を去りました。
気が触れたのか、狂ったように屋敷中の命を刈り取り
幼なじみの手をとり自害しました。
来世では、必ず幸せにしてみせる。そう誓って
ここから始まる、現パロ。