癖あり夢主
オリキャラ（愛され）二人
死ネタ・転生
最早夢ではない
気狂い。そんな風に呼ばれていた六年生と五年生が死んだ
彼らは私にこれで帰れるんだと遺言を残し、二人仲良く海に沈んだ
彼らは私と違い愛されていた。けれど、彼らは彼らではなく彼と彼女で二人で一人だった
私は彼らの諦めに胸を締め付けられ、不格好だけれど服を作り指輪を作りそして贈った
「そうっ、これよ・・・！」
「ありがとうっ！ありがとう***！」
お世辞にも純白とはいえないが後輩とその父上に頼み込んで買った白い生地は、あと何世紀かしたら流行る白のウェディングドレスへ
お世辞にもパリッとしゃっきりとはしていないグレーの生地は、まだまだ表には出ないシンプルなタキシードへ
貨幣として出回っている金を町工場に頼み込んで作った指輪に、小さな小さな原石をさらに小さく磨いたなんかの宝石を内側に埋めて渡した
「***は、どうしてここまで、」
「あなたには何の得にもならないでしょう？」
気にしないで早く行って下さいと笑顔とやらを作って向けて、二人は海へと沈んでいく
髪の毛すら見えなくなり、そして日が沈むまで眺めた
「六年生の彼は独占欲の強い同輩に、五年生の彼は依存の高い同輩に。彼らはどうなるかな、楽しみだなぁ・・・」
こんな世界、早く壊れてしまえ
忍術学園に戻れば、ある者は戸惑いある者はすすり泣きある者は泣き叫びある者は血眼で探し回り
何とも何とも、愉快な光景が広がっていた
「***！お前っ、○○と××を知っているだろ！？」
「君が彼らと一緒にいるのが最後の目撃証言なんだ！」
「せんぱぃうるさぁいですよぅ・・・？」
「こいつに聞いてまともに返事がくるわけないだろ！手当たり次第に探すんだ！！」
わーわーきゃーぎやー・・・これが見たくて頑張ったんだ
だって折角よい子のアニメの世界に入ったんだからさ、引っ掻き回して滅茶苦茶にしてやりたいし
（結婚して子どもができて、これからうんと働くぞ！ってときに殺されたんだ（神様のうっかりミスとやらで）ほら、八つ当たりってやつだ。）
「乱太郎とシナ先生しか知らないから良心いたまないし。」
隠密スキルふるに使って、わりかし近くでなんとか君Ｃ'が発狂してるみたいだから、wktk見学といきますか
多分なんとか君Ｃ（顔が同じの）が感化されて発狂し始めてる気するしね