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　それじゃなにかい、と彼は言った。君たち竜には、木の実や果実を食べる竜もいれば、魚を食べる竜、動物を食べる竜もいて、食に関してかなりばらつきがあるのかい。竜はこくり、と一つ頷く。ちなみにあんたは？　彼の問いに、竜は神妙な顔で一言。おいしいものなら何でも。それってもしかして……ぎくりとした彼に、竜は口の端で笑って言った。大丈夫だ、わたしは人を食べない。はは、よかった、と彼は胸を撫で下ろした。

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