あさ

なにかをうしなっても、
いつものようにあさはやってくる。

ざんこくなことにおもえるけれど、
それはきぼう。
かなしいものがたり
そうやっておわらせないために、
あさはあたらしいぺーじをくれる。

なにもかかれてはいないけれど、
それもきぼう。
しあわせなものがたり
そうやってつづけられるように、
あさはまっさらなぺーじをくれる。

なにかをうしなっても、
いつものようにきぼうはそこにある。

あさというきぼうが、そこにある。

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