- ナノ -


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 青空を横切るように、鳥が飛んでいく。その様子を眺めながら彼は言った。鳥みたいなふわふわの翼を持った竜っていないのかな。竜は少し考えてこたえる。わたしはまだ、会ったことがない。しかしどこかにはいるかもしれないな。彼は竜を見る。君でもわからないことがあるんだね。竜は頷き、言った。わからないことだらけだ。だからこそ旅しているのかもな、と。


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