- ナノ -


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 竜は水色の鱗の飛竜と共に海を見ていた。飛竜は言う。いつかこの海を渡りたい。この先の海域には島もめったになく、休まず飛び続けなければならないらしい。旅立った友は皆戻ってこなかった。それでも。この海の向こうに何があるか知りたいのだな、と竜は言った。ああ、と飛竜は強く頷いた。


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