- ナノ -
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ぼくいつか雲に乗りたいんだ、とその少年は言った。だからね、雲のとこまで乗せていってもらえるように、ドラゴンさんにお願いするの。
それから多くの月日が経った。雲には乗れなかったけど、おかげで竜には乗れるようになったよ。そう言って、彼は友達の竜に微笑んだ。
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