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　最近、竜がよく訪れる草原があった。柔らかく青々とした草に、ところどころ顔を覗かせる愛らしい野花。日差しが穏やかに降り注ぎ、飛んでいても草の上で休息していても心地いい。その草原にはたいてい、竜の他にもう一頭、他の竜が来ていた。きっとその竜もここが好きなのだろう。話しかけようとも思ったが、あえてそうしなかった。近すぎず遠すぎず、この距離感がちょうどいい。

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