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　ぜったいに竜はいるんだ！　と少年は言った。恐竜ならまだしも、と姉は言う、竜ってのは無理あるんじゃないの？　化石も見つかってないんだし。少年は姉の言葉に頬を膨らませた。姉はそんな少年を見、ふっと微笑む。まあ、見つかってないだけかもしれないけどね。案外まだどっかで生きてたりして。きっとそうだよ、と少年はまだまだ膨れっ面だ。

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