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- ナノ -


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 ねえ歌をうたっていい、と少女は言った、おかあさんが教えてくれた歌なの。竜がうなずくと、少女は素朴でやさしい調べの歌を口ずさんだ。あれから遥かな年月が夢のように消えた。まどろむ竜の耳に、いつかの少女の歌が聞こえた。竜がおもむろに顔をあげると、そこにはひとりの少女が立っていた。
 おかあさんが教えてくれた歌なの。ずっとずっと昔からあったんだって。少女はほほえんだ。


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