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- ナノ -


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 太陽が高く昇るとき、またたく星々は見えない。月が森を照らすとき、そこで眠る生きものの姿は見えない。しかしたとえ見えなくとも、そこに星々はかがやき、生きものたちは息づいている。そう思うと、竜はふしぎとあたたかな気持ちになった。
 彼の果てない旅は、いつも何か、そして誰かと共にあった。


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