- ナノ -



かきかたのくせ
2022/01/23 21:49

私……
気づいてしまったんです……!
そう……
自分の書き方の「くせ」に……!

といってもそれほど大きなものではないのですが……
が……!
そうですこれです。
みなさんこれなんです。
私、何にも意識せずにある程度の量の文章を書こうとすると、
「が」で連結した文章を連発してしまいがちなんです!

いやあ、自分で書いたものを見直していて感じる違和感の正体。
やっとわかったという感じです。
文章の流れは一見問題なさそうに見えても、なぜかこう、
ちょっと引っかかりを覚えることがあって。
何かなあ、これ何に引っかかってるんだろうなあってずっと思ってたんですよね。

「が」で連結する文章を乱発することによって、

1、話があっちにいったりこっちにきたりする
2、一文がだらだら〜っと長くなる
3、単調な文章構成になる(似た文が続く)

という事態を引き起こしており、それが引っかかっていたみたいです。
まさにこう、喉に刺さった小骨が見えたという感じ。
いや、そんなにそれって引っかかること? と思われるかもしれません。
しかしこれが、意外と気になる文章になってしまうのですよ。
たとえば先週の「きろく」のこの部分。

”もちろんそれはそれでいい面もあります。
しかしどんなに教材を読んでも、何度問題を解き直しても、
ひとりでは理解できない内容というものが必ずあるものです。
行き詰まったらやはり誰か詳しいひとに話を聞くべき……なのですけれども、
友達にはもとより、先生に尋ねることさえできませんでした。”

実は、修正前はこんな感じでした。

”もちろんそれはそれでいい面もありますが、
どんなに教材を読んでも、何度問題を解き直しても、
ひとりでは理解できない内容というものが必ずあるものです。
行き詰まったらやはり誰か詳しいひとに話を聞くべき……なのですが、
友達にはもとより、先生に尋ねることさえできませんでした。”

「が」で繋ぐ文章で2コンボを決めていたという。
書いているときにはまったく気がついていませんでした。
しかもこの部分だけならともかく、
前後でもかなり「が」で連結した文を出してしまっていたのですよね……!

そう思ってふと気がついたことがあります。
電話です。
そう、電話で話すとき、一文を延々と続けてしまいがちなんですね、私。
それこそ、「が」で繋げてずっと一文が切れない。
何かの折に、話すときは一文一文短めに切るように意識するといいというのを聞いて、
気をつけるようにはしているのですけれども、なかなかうまくはいきません。
これと同じことが文章を書くときにも起こってしまっていたようです。
こうなってくると、書き方の「くせ」というよりは、
ことばにするときの「くせ」といった方がより適切なのかもしれません。
あるいは、思考を巡らせるときの「くせ」と言ったほうがいいのか……。
ひとは、なくて七癖と言いますけれども、
こんなところにも「くせ」って現れ出てきてしまうものなのですね……。

よくよく考えてみればわざわざ「が」で繋がなくても普通に話を進められるのに、
なにゆえ「が」を使ってしまうのでしょう?
一度に、なるべく、たくさんのことを。
何かを伝えるときに、そんなふうにどこか焦ってしまう自分がいるのかもしれません。
長々しくする方が伝わりにくくなる可能性もあるというのに……です。
表現するときに気をつける、というのももちろんあります。
しかし、この「が」への一番の対処法は、
もしかすると自分を落ち着かせること、なのかもしれません。
き、気をつけてみます。はい。

みなさんは、書くとき、話すとき、自分の「くせ」って感じたりしますか?
もしありましたら、ぜひぜひお話を伺ってみたいです。

それでは、今日はこのあたりで。







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