置き詩 [ WRITE ]

(君の声を聴かせて)

:: NO TITLE
2017.02.13 17:29
By 休齋 HP



【くさやに狂う猫に詠める】

 戯猫の
 くさや目にする
 涎猫
 愛し猫垂れ
 面白きかな

 ざれねこの
 くさやめにする
 よだれねこ
 いとしねこだれ
 おもしろきかな






[ EDITP01G ]

:: 死に向かう
2016.10.03 00:40
By バンビ

いい事も悪い事もあった
それは
どうせ
これからも
同じなんだろう

生を受けた約18年後に
死にたい俺が生まれた



生きている理由は
親よりも先に死んではいけない
そう思っただけだ
それが
今の俺に対する
今の俺の回答だ

死んだ友達が
それを
ちゃんと
命をもって
教えてくれたから


冷えた世界の真ん中に
俺はいる
ならば
俺も
世界に
冷えた視線を送る
冷えた現実を睨む

万が一
その機会が
めぐってくるのであれば
俺は
躊躇なく
遠慮せず
粉々に
叩き壊すだろう


死にたい俺は
確実に存在している
厄介な事に
俺の元を離れてくれはしないみたいだ

なんなら
先に
それを
壊してくれないか


これから何に向かう
俺は死に向かう
生きていきたくないわけだから

だけど
意味のない軽い感じで
簡単に死んだら
俺は死んだ友達に顔向けできない


また
墓前に花束を飾るよ
実は
あまり大した意味はないんだ
なんとなく
そうしていたいだけなんだ

お前が嫌に思って
もう来なくてもいいと
言っていたんだとしても
死者の声は
もう俺には聴こえないから
届くことなんてないから

お前が喜ぶかどうかなんて
すでに関係なくて
考えたところで
理解できるはずはなくて

俺が
なんか
そうしたいだけだから
なんとなく
続けているだけだから

また会えたら
いいけどね

いや
また会うはずだ
間違いなく
揺るぎない確信が
俺の真ん中に
新たに生まれていた


[ EDITpc ]

:: 置き詩失礼致します
2016.04.03 20:15
By 貴夜月 HP


   夜桜

私は貴方と夜桜を
想いと一緒に
見に行きました

ずっと
ずっと
夜桜を見に行きたくて
誘えなくて
し舞い込んでいた

スポットライトを
浴びて
皆から羨望の
眼差しを受ける夜桜

貴方に言いたかった

今宵の機会を
与えてくれて
とても感謝しております


怖い
綺麗
美しい

どれをとっても
貴方と
夜桜に
当て嵌まる

私は
ようやく手に入れました

貴方と夜桜


どうか今度は
私と一緒に
スポットライトを
浴びさせて下さい


2016/4/3(日) 19:32


[ EDITN01F ]

:: バイバイ
2015.08.10 01:51
By たま HP



アナタはいつも
別れ際に
バイバイって言う

バイバイなんて言わないで
ちゃんと私を抱きしめて

またねって言って


[ EDITpc ]

:: 純粋
2015.04.06 11:36
By あすか HP


ママとわたし
少しずつ 急激に
知らない人が増えてゆく
どうすればいい?
信頼 安心 不安 とまどい
不安定な環境で育ってゆく心

お願い 壊れずに
少しずつ 鎧をまとって鈍くなる

自分の感覚を信用できず
鈍感になってゆくの?

そんなのイヤだ

わたしの心を守れるのはわたしだけ
そう わたしだけなのね

信じて 目にうつるものを
心が感じたままを

ママはいつだって わたしの味方
こんなに心強い味方がいるんだもの
なにも纏わずとも
心は成長できるわ



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