>>families 1/5




「証拠隠滅、事後処理に追われ生き残りを取り逃がすなんてホントにマヌケな坊やだこと。創界党は滅んじゃいないあなたに復讐をするため」


私と総悟と神楽ちゃんと霧江ちゃんは皆まとめて縄で縛られていた。最悪だー


「いやあなたたちを潰すためにこうして蘇ったのよ」


前には変なオカマちゃんがいる。
キモイ。キモすぎる。


「……完全に巻き込まれたアル、どーしてくれるネオイ」
「ザマーミロいい気味だクソ女」
「クソって言うな!!」
「…ウソつきだましたわね」


霧江ちゃんが口を開いた。


「一緒に仇討ちしてくれるって言ったのに!一緒にこの男を倒してくれるって約束したのに…私を利用したんですか!!」
「あらん人ぎきの悪い事言わないで先に約束を違ったのは貴方の方じゃない。あなたは坊やに近づきおびき出すエサになるだけでよかったの。それを勝手に動いて面倒な騒ぎを引き起こして」


あらんってなんだあらんって。気持ち悪いホントに。


「この坊やは私達の得物なの勝手なマネは許さない、こうして坊やを殺す道具として使ってやっただけでもありがたく思いなさい、あの世でお父上もお喜びでしょうよ
全くつくづく親に似て馬鹿な娘ね、他人に利用され死んでゆくそれが貴方達親子の定めなのよ」


この人最悪だ…。腹立つなぁ、コイツ。


「利用って…父上を…貴方達父上のこと何か知ってるの!?」
「つくづく哀れな子ね、教えてあげようか。あなたがやろうとしていたことは逆恨み以外の何ものでもないことを。あなたのお父上は娘に仇討ちなんてしてもらう資格なんてないことを」
「……何を何を言ってるの…わからない」
「貴方の父上は六角宗春は」


ヤバイ、眠い。私は大事なところで眠ってしまった。





prev|next





人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -