>>families 1/5 「あ…あぶねーだろどこ見て歩いてんだ!!」 「すっすいません!!」 「………なんだあの女」 「何か追われてるようだったが」 近藤さん達が話しているところにうららちゃんが現れた。 「「おわぁぁぁぁぁぁ」」 うららちゃんが車のガラスを割った。 …何してんだオイ。 「なっ何者だァァァ!!攘夷派の回し者かァ!!」 「車確保しました、ご主人様」 「よーしよくやった。ささっ旦那早く乗ってくだせェ」 そこに私と銀さんと総悟が現れる。現れるっつかいたんだけど、さっきから。 「なかなか使えるじゃねーかアレ」 「なっ…何してんだおめーらァァ!!」 私達も車に乗り込む。外には近藤さんと土方さんが。 「あ、お疲れ様ッス」 「あ、お疲れ様でーすじゃねーよ!!」 「よし発進だ、姉ちゃん追え」 「勘違いしないで私がお仕えしてるのはご主人様だけ」 「何勝手なことしてんだァ!!あけろオイ!!」 「私、銀さんの隣?うぇー…」 「なんで嫌そうなの!?銀さんの隣がそんなに嫌!?」 「別にー」 銀さんと私は後ろの席に、総悟は助手席に、うららちゃんは運転席に乗っている。 うららちゃんは急に車を発進させた。 「危なっ」 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ」 近藤さんの叫び声が響く。 「あぶっちょ…とっ止めてェェェェ!!」 近藤さんが車の窓に掴まって車を追いかけている。 「大丈夫スか」 「大丈夫な訳ないでしょーが!!危ないからちょ止めてマジ。アレ…君?」 近藤さんがうららちゃんを見て言った。 「新八君と文通してた写真の娘!!なんでこんな所に!?新八君とデートしてたんじゃ…」 「ちょっと勝手が違ってきたみてーで」 「………ごめんなさい、新八さんと文通してたのは私じゃないんです」 prev|next |