>>families 2/3




現在、私は隊士じゃなくて女中なんです。それは紅がいるから。それだけの理由。
でも隊士の頃より疲れる…。隊士の頃はサボってばっかりだったからなー…。一日中働いてばっかりの女中は疲れすぎる…。


「紅〜ゲームしよー」
「やるやるっ!!おかーさま手加減してよね?」
「分かってるっつの。そこまで私も子供じゃないからね?ね?」
「あたしより精神年齢低いくせに何言っちゃってるの」
「よぉぉぉし!!じゃあ手加減しないからなァァ!!」
「ウソォォ!!ごめんなさいってばァァ!!」


毎日、こんなかんじで楽しくやってます。楽しすぎる。
本当に記憶が戻ってよかったと思う。戻らなければ今頃総悟どうなっていただろう…。あの頃も楽しかったけど。


「うー…おかーさま強いって!!」
「手加減してるもん、紅が弱すぎるんでしょ?」
「実戦ではあたしのが強い」
「私のが強いわァァア!!」
「おー?2人ともゲームしてんのか。俺もやろうか」


近藤さんが来た。
この人は紅とよく遊んでくれるから私は楽でいい。全部子育てを任せてしまおうか。


「それはやめてェェ!?」
「分かってます、そんな酷いことしませんからね。私だって」
「ならいいけど、紅ちゃんが言うと冗談に聞こえない」
「んだとォォォ!!」


何か今近藤さんの口からポロリとこぼれた言葉が結構グサっときた。めちゃめちゃグサっときたよ、コレ。


「こんどーさん、おかーさまなんていいからあたしと遊んで」
「おー遊ぼうか」
「おかーさまなんていいから、ってどーゆー意味よ」









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