銀魂高校の食堂のある席にて…―― 「目の前でそんな汚ェもん食うんじゃねェや、土方死ねコノヤロー」 「はぁあ!?ふざけんな、てめー!マヨネーズなめてんのかてめぇコラァ!」 「うっせーよ、黙れ二人とも」 マヨネーズをカツ丼にかける土方とそれをとめる名前。 うさぎは一人一生懸命オムライスを食おうと頑張っている。 いっつも食うの遅いからねェ…まあ、どうせ俺らに先越されるんだろうけど。 そういうところも可愛いぜチクショー…ったく何が間違って土方の彼女になんかなっちまったんだ。俺の彼女になっときゃよかったのに。 「名前もこれ、きもいと思いやせんか?なんとか言ってやってくだせェ」 「…きもいよ。やめて」 「んだと、総悟コラァ!」 「今、あたしが言ったの」 「え、」 「だから、総悟と同じ気持ちだからあたしがトシにきもいって言ったの!」と声を張り上げる名前。 流石の土方も名前相手には何もできない。 チッと舌打ちをして、さっきまで握り締めていたマヨネーズをしまう。 あーあ、うぜぇ。なんかうぜぇ。殺したい。殺したくなってきた死ね土方コノヤロー 「総悟、今お前なんか言わなかった?心の中の声が口に出てた気がするんだけどォ!?」 「死ね土方コノヤロー。名前−、土方やめて俺と付き合いやせんか?」 「んー……考えとく」 「え、ちょ…名前?嘘だよね、絶対嘘だよね。名前ちゃあああん!?」 「うっさいなぁ、もう」 「うっさいなじゃねェよ!こっちは一大事なんだよ!」 「あーもう静かにして。オムライスを味わってるところなんだから」 うっ…と言葉をつまらせる土方。 流石、クールビューティー?いや、なんつーか…ツンデレ?いや、ツンツンだろ。 ツンバカ?あ、それ俺だ。 いつもより少し早めに名前が食べ終わったんで、いつもより少し早めに食堂を出た。 「名前、さっき言ってたのマジですかィ?」 「え、なに?」 「だから、考えとくって」 「ふっざけんなよ、総悟てめぇ!」 「あー、アレ嘘」 「「えぇ!?」」 「あああたしがすきなのは……トシ、だけっ…だし!死ねバカ!!死ね!!」 顔真っ赤にして言う名前は殺人的に可愛かったけど、それに顔を赤くしてる土方がうざくて、腹蹴ってやった。 その後に、名前が照れ隠しのパンチを一発。 よっしゃー土方死んだァ!! 「死んでねーよォ!?」 「あたし、先戻ってるからなァ!!」 いつまで顔を赤くしてるつもりだ、アイツは。 いや、もうほんと土方うざい。まじ死ね。 ってか、殺してやらァ。高杉と一緒に。 「…え、それマジでやめてくんない?」 ツンデレに大事なのはツンがどれほど可愛いか まあ、たまにはデレもいれてみようか。 |