私は運がいい。高校生活が始まってから一度も告白なんてされたことなかったのに、偶然、本当に偶然、総悟に告白された。
もちろん、返事はYES!顔がものすごく好みだったんだもん。
高校入ったころからずっとかっこいいとは思っていたけど……まさか、そんな人に告白されるとはァァァ!!
しかも、なんで私!?私って…どこにでもいそうな女の子なのに!
「おーい、帰りやすぜ」
「おーう!」
私なんかのどこがいいんだか。総悟に一度、聞いてみたい。
「ねぇ、総悟。」
「なんですかィ?」
「私のどこがいいの?なんで私に告白したの?」
マジで聞いてみた。
「んー…顔」
「顔かぃ!」
もっと性格とかそういう感じかと思ったら顔ォォォ!?こんな顔!?どこにでもありそうな顔だけど…
「だって可愛いじゃん」
「えぇーーー!?」
「多分、モテると思いやすぜ」
「ないない。だって告られたことないんだよ!?」
「でも、俺、お前のこと好きなやつ結構いんの知ってやすぜ」
マジかっっ!初耳なんだけど、そんなこと。今まで私のこと好きだって言う人なんか聞いたことなかったのにィィィ!?
「じゃあお前は俺のどこがいいんでィ」
「顔」
「即答かよ」
「顔が好きー髪の毛も好きーイケメン最高ォォォ!!」
「俺は顔の中でも目が好きでさァ」
イケメン最高とはしゃぐ私の目をジッと見つめる総悟。
私も負けじと見つめてみる。
「ぐはっっっ」
「え…ちょ、おい!」
そんなイケメン五秒以上見つめてたら鼻血ブーってなることくらい分かれ、自分!
5秒以上見つめるの、禁止!
お題:X、様より
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