はじめまして




こんにちわ。
窪田 由宇です。
野球部マネージャーをしております。
1年です。

え?なんで野球部のマネージャーしてるかって?
や。もともと私も野球すきだしすることなかったら
野球のマネージャーでも。って思ってたんだけどさ。
うちの母親と監督が知り合いらしくてね。
で、うちの両親仕事であっちゃこっちゃ飛び回る人でさ。
一応あたしも女の子だし?一人じゃ心配だからって
監督に言ったらしいのよ。
そしたら野球部の寮があいてたらしくて。
野球部のマネージャーになる。ってことを条件に住まわせてもらえたみたいでね?
で。現在に至る。的な。

っていってもまだ入寮して5日だし?
むしろ入学式も済んでないナウ!ってかんじ。

「 ってお前なに自己紹介してんだよ!
つーか誰にしてんだっつーの!」

そしてそんな女子なあたしの頭をぺしぺし叩きながら突っ込んできたのが、倉持洋一っていってすんごい走るのがはやいらしい。
まあ、自称だけど。

「だから、誰にしゃべってんだよ!」
「ったーあー!もう!うるさいなぁ!
初めくらいいいじゃん!
女の子1人こんな男ばっかのところ入れられてるあたしの気持ちかんがえろ!
この元ヤン!」
「あ?うっせ!心配しなくてもお前じゃたたねぇよ!」
「はぁーー!?」

「はいそこまでね。うるさいよ。ほんとに。
てゆうか倉持も食堂でそんなこと叫ばないでよ」

今倉持にチョップをくらわせたのが小湊亮介先輩。
小さいんだけどこれまた野球部うまくてうまくて。

「ん?窪田もなに?なんか言った?」
「いいいいいいいいえ!なにも!」

ふー。心の声をよまれてたのか。

さとりだ。

「てゆうか純しらない?
なんでも今日、あの御幸一也が入寮してくるらしくてさ。
舐められねぇようにしねぇとな!
とかいってどっかいっちゃったんだけど。」

「純さん…」
「しらない?よね?倉持」
「俺も知らないっす。」

2人で顔を見合わせる。
まあすぐにそらしたけど。

「そ。じゃいくよ」

そして有無を言わさず亮介先輩に引きずられたまま
純さんを探しにいくことに。

あぁ。
面倒なことになった。
はやくそのなんだ?御幸なんとかってやつ。
到着しろ。たぶんそいつがついたら純さんも他の先輩もくるんだから。





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