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「南中出身 竹本篤
よろしくおねがいします!」

新入生の自己紹介を行っているなか、倉庫の後ろに隠れている新入生と上級生が1人。

「礼ちゃん!沢村くんだっけ?ピッチャー希望の…。あと、御幸がいない…」
「え!?御幸くんも!?」
それにたいして焦っているマネージャーと副部長。
そしてその直後青道高校野球部にいれば必ず聞いたことがある声がグラウンドに響いた。
「あ〜〜〜〜こいつ遅刻したのに列に紛れ込もうとしてるぞ〜〜〜〜」
「(一也…)」
先程焦っていたうちのマネージャーの方。
柏木 奏架、そう私の顔はもう呆れを通り越すようなそんな顔。
そして当然のごとくおこられる1年、そして同室の倉持、増子先輩。そしてハメた御幸一也。
4人は罰としてグラウンドランニング。

「あぁ、本当バカ。」
「ほんとにな…」
「あ、奏哉オハヨ」
そんな彼ら(なかには先輩もいるのであまりバカとは言えないが)をみてあわれむ双子の兄の奏哉
そして極めつけには
「でもまあ御幸と倉持はずっと走っとけば良いと思う。うるさいから。」
「私も思う。うるさいもんね。」






(うるさいから。)
は!?失礼じゃね?!
ひゃは!失礼だな!


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