日本人がみるジコチュー 2 [ 11/16 ]

もちろん今日もそうなんだろな


「ジェームズいたぞ!」

「ふはは!ここで会ったが百年目!今日こそ我ら悪戯仕掛け人が勝利を貰う!」


俺達、と言っても今日はトーノと二人なんだが。目の前に例の二人がいた。


「アキラ、私昨日あいつらに会った気がする」

「俺もだ」


さすがに2日連続でくるとは思わなかったのかトーノは心底呆れたような顔をする。同感だ


「あれ?今日は二人なのかい?」

「それ以外に見えるなら医者にいけ」


そんでそのまま帰ってくんな、ついでにその手に持っている物騒な物を置け


「しかーし!オレ達の目標はトーノ!」

「そんでついでにアキラ!」

「ついでかよ!?それが理由!!?」

「あんたらうざい、アキラもうざい」

「俺もかよ!」


理不尽だ!頭を抱えるとシリウスに鼻で笑われた、もとはと言えばテメーらが原因だろうが!


「はぁ〜アキラ行こう?ここで時間を取られるよりスラグホーン先生の自慢話きいたほうがまだまし」

「ひどいなどっちにも」


それならいっそコイツラのほうが・・・いえなんでもありませんから睨まないで!?


「ふ〜ん?逃げるってわけかい?」

「やっぱり日本人って弱腰なんだな」


ピクリ、トーノが反応した。バカお前それ禁句だ 俺よりも怒るぞ、日本関係は


「やってみれば?どーせまた失敗するだろうけど」

「よしきた!」

「後悔すんなよ?」

「お前がな」


二人は手に持っていた物騒な物(多分クソ爆弾)を投げた、そこまではいつもどおりだが今日は違かった。投げた爆弾むかって杖を向けたのだ


「「【レダクト】!」」

「えっ」


ちなみに声を出したのは俺だ、トーノが声を上げるなんてありえない。呪文が当たったクソ爆弾は空中で爆発した。

ヤバい、いつもはただ投げてくるクソ爆弾をよけたり浮遊術で返してた、だけど今回はすでに空中でクソが撒き散らせたのだ。このままじゃクソまみれになる!
しかしはトーノ杖を取り出していつものように落ち着いて対応した。


「【デューロ】」

「「え!?」」


空中に撒き散った物はトーノの呪文で固まり、そのまま地面に落ちた。
今回は上手くいくと思ってただろう、ニヤニヤとしていた顔が驚愕の表情に変わる


「ったく、その悪戯に向ける熱意を他のものに向けなよ」

「おっしゃるとーり」

「さてさて、お二人さん?覚悟はできてるでしょうね?」

「え゛」

「な、なんのことかな〜」


トーノに睨まれ大げさと言うほどビクッと反応する悪戯仕掛け人、まぁ悪戯のターゲットがトーノになってからあいつはほとんど仕返しをしてなかったからな、でも今日のはだめだあいつ日本死ぬほど好きだから


「【シレンシオ】」

「!?____っ __!」

「けっこう強めだから、これくらいが妥当。むしろ軽いですよねアキラさん」

「そうだな。ま、うるさい小蝿にはピッタリじゃないでしょーか、トーノさん」

「___っ!?______!__!_」

「あ、トーノ夕食遅れる」

「じゃ、行こうか」


やっぱり悪戯仕掛け人がトーノに勝つのは無理みたいだな。

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