双子の世間話


魂「ヒビキを一回精神科に連れてけ」

心「それを言ったら兄貴もだぜ。女物の服着て平気でコガネデパートに行くんだから…」

魂「実害を被らないだけマシだろ」

心「あのなあ…夜中に女装させられるのはキツいぞ」

魂「着るだけだろ?…俺はその方がまだいいと思うが」

心「じゃあソウルは女装したまま街に出れるか?」

魂「じょ…!?まぁ…それであいつの病気が治るなら、構わない…」

心「たぶん治らねえな。特にヒビキは治療法がないんじゃね?」

魂「なら女装はしない。それは…薄々感付いてはいた。あいつはクリス以外に何かないのか…」

心「免疫をつけるのが一番だと思うが…(ソウルの背中をツーッと)」

魂「ひゃぃっ!?…ハート!!!
慣れと言われてもな…勝手に出るんだ。この悪寒は大嫌いだ。慣れられるもんなら、もうとっくに慣れてる」

心「背中に"魂"って書いてやろう。苦手って克服しずらいよなぁ」

魂「!?や、やたら複雑な字書いてんな、ハート…」

心「この漢字でソウルって読めるんだぜ。ちなみにヒビキは響くに鬼で響鬼だ」

魂「響くに鬼?…くくっ、似合い過ぎだろ。しかしコトネはともかく、お前らは漢字にしようがなくねぇか?」

心「多分当て字だろうけど羽に愛にあとなんか付け足してはあとって読むらしいぜ」

魂「へー…シルバーも銀で読めないこともねぇよな。クリスもまぁ…なんとかなるか」

心「クリスタルタクシーって見かけたぞ。名前は…よく見かけるのは水晶か?」

魂「水晶…もうそれでいいんじゃねぇか?」

心「よし、みんなの漢字が決まり…って俺だけ微妙な…」

魂「心でいいじゃねぇか。俺と対っぽくなるしな」

心「それでいっか…もうすでに心で表示されてるもんな」

魂「ああ。今から訂正するのは面倒だろ」

心「そうだな。漢字表記は全員決まったな。あと何か決めとくこととかあるか?」

魂「そういえば、お前ら部活は入るのか?俺はやらねぇけどな」

心「とんでもない!部活なんてしたら家事ができなくなる。コトネは陸上部で兄貴は陸上部の顧問らしいぞ」

魂「ああ、お前は家事があったな。クリスは家庭科部だったか。ヒビキは内申稼ぎで生徒会だ」

心「ヒビキに生徒会任せていいのか?仕事手伝わされたり、行事とか…」

魂「知るか。あいつの仕事だろう。俺はやんねぇよ」

心「でも…ソウルってヒビキに逆らえなくね?」

魂「実力行使なら負けねえ」

心(ヒビキに勝てない気がする…)



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