LIEF OR DEATH
Lonely
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戦いだけが日常じゃない
彼らが来て変わったかもしれない
だけど、みんなの根本は変わってない
日常を過ごした日々と戦いの日々
今は紙一重だけど、平和な日々は戻ってくる
私はそう……信じてる
Lonely
「そっち行ったぞー」
「おーけー」
パンッとミットにボールが納まった。
「アウト！」
「やっぱ一騎の打つ球は明日美だな」
「それ言うなら明日美の打った球も一騎くらいしか取れないよ」
「てか」
剣司と衛は私を見た。
「よく海の中で動けるな」
「明日美だからね」
「剣司ー、投げるよー」
「おう！」
海の中で振りかぶれるはずはない。体は鎖骨の下辺りまで浸かっている。形だけのアクションでボールは投手である剣司のところまで行った。
「明日美の方が投手向いてるかもね」
「一騎だってセカンドなんだ。こっちが明日美を投手にしたら反則だろ」
「まあ、確かに。じゃあ、ポジションに戻るね」
「って、一騎を止めたんだから次は攻撃だろ！」
「あ、そうだった」
「ったく」
青い空をは見上げる。
「……大丈夫……だよね」
そう呟いて、海から上がった。
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