LIEF OR DEATH
Arrangements
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私たちは真実を知った

それは同時に選択を強いられること

大人は覚悟していた

覚悟していたはずだった

けれど、難しいこと

受け入れることは、難しい



Arrangements



金色の生命体、フェストゥムが襲来した時から空が変わった気がする。実際の所、わからないでいるけど。考えていると、学校終了のチャイムが響いた。


「じゃあお先」

「ああ。またな、甲洋」


甲洋が席から離れると、剣司が衛の肩に腕を回す。


「まーもーる。付き合えよな」

「また下級生と? いいねぇ」


二人は笑った。そんな二人の後ろに咲良が立ち、剣司の右肩と衛の左肩を掴む。


「二人とも、放課後わかってるわね?」

「はぁー。捕まっちまった」

「今日は特別に新しい技を教えてあげるわ」


私も早いとこ帰ることにする。最近、ちょっと疲れている。落ち着きたい年頃だ。

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