汗ばむ肌は、眩暈がするほどに馨しくて
(初恋のようだ)


いいえそれは欲情です
馨しい薄紅の痕
ふしだらな黒髪
なめらかないざない
舌を懐柔する中指が欲しい
零れたそれは月の蜜の味がした
惹きいれる喉
本能を探る指先
骨まで透けている
撫でるは純潔の名残
理性主義
戯言(たわごと)も君の中に溶けていく
いれてごらんなさいよ
潤んだ熱
ぷつり、さぁいただきます


覗いてはいけないよ、それを


(それは、背骨がとろけるような、)



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