私の恋人、仁王くんはとても優しい方。
ですが、あるスイッチを押してしまうと優しい彼が何処かへ行ってしまう。
私がクラスで男子の友達と話していると廊下から私の名を呼ぶ彼の声。
今日も消えた
彼は乱暴に私の手を引っ張り屋上へ連れていく。
そうして無理矢理服を剥ぎ至るところに跡をつけ、噛みついてくる。
まるで腹を空かせた獣のように。
ズボンを脱がし彼自身を思い切り突っ込まれる。
別に私は拒絶はしない。
だって悪いのは私だから。
彼が私の中で果てると、彼は我に返る。
私の姿を見てとても辛い顔をした。
そして涙をポロポロと流し私を抱き締める。
「やぎゅう…すまん…すまん…」
「いいえ、私が悪いのです、貴方はちっとも謝ることなんてないんですよ」
仁王くんの心が壊れていく
私の体が壊れていく
最近では噛みつかれても、激しくヤられても、痛みなど感じなくなった。
だってこれが貴方の私への愛なら、
喜んでもっと求める。
もっと、
もっと、
もっと、
貴方も私を求めてください。
お互いが壊れ果てるまで。