俺は人間が嫌い。

家族が嫌い。

部員が嫌い。

学校が嫌い。

世界が嫌い。

皆嫌い。

『じゃあ、私のことも嫌いなんですか?』

柳生は別じゃ。

『何でですか?』

じゃったら柳生は人間じゃないんじゃ。

『よくわかりましたね。』

俺は人間を好きにはならん。

『そうです、私は地球人ではありません。』

やっぱり。

『なら、貴方は私が人間だったらどうしていたんですか?』

…どうじゃろ、ただ俺は柳生が好きなんじゃ、それは変わらん。

『もし私が人間だったら貴方が好きになった人間1号でしたね。』

それもなんか良いの。

『ですが、仁王くん、私は貴方を愛せませんよ。』

何故じゃ?

『私には感情は存在しないのですよ、だからアイとかスキとか、ただの二文字の言葉という存在でしかないのです。』

別に良い、柳生がずっと一緒に居てくれるなら、俺は満足じゃよ。

『…全く、しょうがない人ですね、私の利点は無しですか。』

やぎゅう、すきじゃよ。

『私もスキですよ。』



ハロー、ハロー、宇宙人の皆さん、柳生を俺にくれんかの?







「…という夢を見たんじゃ」

「馬鹿ですか」






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夢オチです、すみませんwww
ただ柳生に馬鹿と言わせたかっただけ。
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