選択式13 | ナノ  
(:選択式:13:

:然るべき対処を貴方に
:そうでなければ浮かばれない!
:陰湿な午前五時
:どうにもならない背徳感
:曖昧に愛撒いて泣いた姫
:ようござんすか?
:腹痛から始まった恋
:大ホラ吹きのほら貝磨き
:一抹の不安を抱えた小鳥
:思案の波に飲まれつつ






:私にしか解らない謎の花
:満身創痍で恋紡ぎ
:そのお眼鏡にかなえたら
:心より慕えれば
:逢えた幸せ別れる幸せ
:残されたのは種でした
:嫌だ嫌だと好きを言う
:花粉症の涙
:腹を押さえて声漏らし
:蒼い万華鏡






:啼いたのは誰でせう
:あなたの背中に爪を立て
:いつでも共に居たいのに
:この死体は隠さずにいて
:山程あるのよ不平不満
:その革命に身を焦がし
:去らない眠気
:本当の母親に愛を投げ
:突き上げる衝動の果て
:気付いたのは貴方以外






:京都の籠は静かに速く
:お先にどうぞと猫が言う
:ケロケロ蛙の背が語る
:月の光が夢を喰い
:あっさり斬り捨て血を浴びる
:もう何処にも行かないで、逝かないで
:喉を押す五指への憎しみ
:死に際は闇に消える
:物書きのものぐさ
:カミサマを探せ!






:安らぎの調べとは
:その怒りを拳に込めて
:笑って笑って、廃れて泣いて
:春夏届けて一休み
:柳腰に抱きついて
:蒼い満月のうさぎ
:貴方の罪を忘れないでね
:こぼれた梅に涙をこぼす
:風花を掴む姫
:どうして私を殺したの?

(※梅の終わり方は『こぼれる』という表現です)
(風花(かざはな)/晴天時に、降雪地からの風に乗って飛んでくる小雪)


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