伊呂波歌 | ナノ  
(:伊呂波歌で47題:

い:粋がった娘
ろ:露悪趣味なんです
は:花街に春
に:にっこり笑って!
ほ:ポトガラヒーは宝物
へ:変なヒト
と:突然の雷雨は避けられず

(露悪(ろあく)/自分の悪い所や醜い所をわざとさらけ出す事)
(花街/遊郭がある区域)
(ポトガラヒー/写真の事)






ち:治療費は体で払ってね
り:隣国の姫君
ぬ:濡れた頬を拭うのは
る:瑠璃色の石に祈る
を:大空を駆けて






わ:猥談なんて
か:完璧主義
よ:四枚目の花札
た:大変な事件を起こしてしまいました
れ:蓮華草殺人事件
そ:そして秋は来る






つ:月並みな言葉ですが
ね:猫撫で声で甘えたら、
な:夏草が青く萌え
ら:来年には逢いたい
む:娘は人買いに売りました






う:美しい私に平伏して
ゐ:位置は把握済み
の:残り香を楽しむ
お:お医者様の言う事にゃ
く:口吸いに酔う
や:柳腰に抱き着いて
ま:真っ白雪化粧

(口吸い/キスの事)
(柳腰/細く美しい腰、美人の腰の形容)






け:喧嘩したい訳でなく
ふ:不満なら逃げろ
こ:これが庶民と言う物か
え:閻魔に舌を抜かれるぞ
て:轍を踏まぬように

(轍(てつ)を踏む/前人と同じ失敗をする事)






あ:雨宿りの恋
さ:月代を剃りながら
き:着心地が悪い
ゆ:遊女にも愛を頂戴な
め:目頭をおさえて
み:蜜柑の白い花
し:樒の実をお食べ

(月代(さかやき)/髷の禿げた部分)
(樒(しきみ)/シキミ科の植物で有毒。食用すれば死亡する恐れもある)






ゑ:得も言われぬ美しさ
ひ:彼岸花に囲まれ
も:もしも貴様が居なければ
せ:世界は広く、広く、広く
す:水滴がぽつり



BACK
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -