※ビュウ+アニー+ペペ+α




「オレさ、気付いたんだ」
「何に?」
「世界は丸いんだから、真っすぐ進んでいけばいつかは同じ場所に戻ってこれるってな!」
「まぁ、そりゃあそうだけど…」
「しかも、道を間違えてどこにも行けないということもない!」
「それは普通の人だったらありえない状況だけどね…」
「そうと決まれば、早速兄貴捜しに行ってくるぜっ!またなっ、アニー!」
「え、ちょっと待ってビュウ!世界一周なんてどれだけかかると……って行っちゃった…」
「ほっとけ、アニー」
「ペペは心配じゃないのっ!?障害物があったら進めないし、第一真っすぐ進むだけじゃお兄さん捜しなんてできるわけないじゃん!」
「大丈夫だろ。それより勉強再開するぞ!」
「ペペの薄情者ーーーッ!!」




〜数日後〜

「ビュウ元気かなぁ…」

「アニー、開けてくれっ!!」
「ハンスっ、どうしたの?…って、ビュウ!?」
「空腹で倒れているところを市民に発見されたんだ」
「真っすぐ歩いてるはずなのにどうしてまた同じところへ…」
「船着場に行くまでに迷ったらしい」
「…この島すら出られてなかったんだ」
「な、オイラの言った通りだろ」
「本当だね…」


「…和やかに会話してないでメ…メシを……」





地球儀ネタ。







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