※だいぶ短い。緑間の彼女。
「なぁあいつのどこがよくて付き合ってんの?」
『宮地にはわかんないか〜!バーカだな〜!』
「少なくともお前よりは頭いいわ」
『そういうこと言わないでよね!』
俺の前で怒ったような顔をしたなまえに俺はため息をついた。
「高身長?バスケうまいとこ?頭いいとこ?」
『そんなところも好きだけど一番好きなところは違うよ』
そう幸せそうに笑うなまえ。じゃあ何だよ。俺になくて緑間にあるものでお前が大好きなとこって、何だよ。俺が長い間どんなに考えてもでてこないその答えってのは一体何なんだよ。
「何でその三つは少なくとも俺も持ってんのに俺じゃないわけ?」
『え?』
なまえは明らかに変わった様子の俺に首をかしげて見せる。無防備ななまえの手を引いて、抗えずに俺の胸に飛び込んだなまえの頭を俺の大きな手でおさえて。なまえの唇に噛みつくようなキスをした。
ああ、きっともう俺たちの関係は数秒前のようには戻れない。
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緑間の彼女にやらかす宮地を書いたつもり。やらかしちゃう系は黒バスなら高尾と宮地がおいしい。
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