保健室の実渕先生
「そうよ!彼が後悔するような女になりなさい!!」
「先生ありがとー!頑張る!」
保健室から女子が出てきたのを見て私は保健室に入った。
『失礼しまーす』
保健室のドアを開くと、ブラックコーヒーを飲む実渕先生がいて。
「あら?なまえちゃんいらっしゃい」
実渕先生が綺麗に笑った。私はペコリと頭を下げた。
「今日もサボりに来たの?」
『うん。つまんないんだもん』
「単位落とさないようにしなさいよ?」
実渕先生は他の先生と違ってこういうとき怒らない。そういうとことかに安心する。
『先生と話してた方楽しいんだもん』
私はそう言って、保健室のソファーに座った。先生はニコリとまた笑う。
「それはよかった」
先生は私好みの砂糖たっぷりのコーヒーを出してくれた。
『ここはね、他にサボる人も来ないし先生いるから安心できるんだ』
私はそう言って、コーヒーを飲む。すると先生は私の隣に腰かける。
「何か不安なことでもあるの?ためちゃだめよー?話しなさい?肌にもよくないのよ?」
先生が私の頬に触れた。
「せっかくキレイな肌してるんだから」
近い距離で目があって。思わず顔を赤くせずにはいられなくて。
不安はないけどね、希望がないんだよ。先生。
先生のこと大好きなのに私が子供だから。生徒だから。
先生のこと好きじゃダメなのが辛くて仕方ないの。
好きでいるのが辛いのにまたこうやって先生に会いに来ちゃうの。
そう思ったら涙が溢れてきちゃって。
「……泣きなさい。泣きたいなら私が付き合うから」
そう言って抱き締めて背中を撫でてくれるそんなあなたのせいで泣いてるのに。私はそれを今日も言えないまま、またあなたにはまっていくのです。
◎あとがき
れおねえかけた自信がない。好きなんだけどね。れおねえちょっと素敵すぎてかけた自信ない。れおねえの白衣もいいと思う。
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