GM00 | ナノ


[GM00連載番外編]
※主人公の名前はシルビアで固定


思わず溜め息を付きそうになった。

「……で、皆が来た時には刹那こうなっていたと?」

皆に問いかけると一斉に頷いた。此処までの話はこう。――第一発見者はアレルヤ。そこにティエリアが来て困った挙げ句、スメラギさんを呼ぶと可愛さの余り叫んだ。(その声を私が聞いたの)
他のメンバーもスメラギさんの声に釣られて来たと言っていた。(つまり野次馬)
アレルヤも刹那も、何故刹那が小さくなったのか分からないみたい。刹那も刹那で、体だけではなく心もすっかり童心に戻って、私の足下から離れない。

「刹那……」

何だか可哀相で足下にいる刹那を抱き上げた。そうすると、ウルウルとした顔をして離れまいと首にギュッとしがみついて来る。刹那着ていた上着だけで今の彼には十分な大きさだった。

「じゃあ、刹那が元に戻るまでシルビアが面倒を見ると言うことで良いかしら?」
「分かりました……」

その後、刹那の面倒を誰が見るか一悶着して、結局私が見ることになった。
今の所メンバーの中で一番懐かれているのは私で、現に抱きついたまま離れてくれない。刹那にも聞いてみると即答でシルビア!と言われ、全員一致で私が選ばれた。


ちびっ子マイスター!
(,宜しくね、刹那)
(……うん)
((あぁ。じゃないんだ!可愛い!!))
(シルビア……?)




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