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「貴女は僕の光です、って云ってみて」
「え、なんで?」
「云われてみたい」
「えっと、それ僕が云っていいんですか?」
「別に嫌なら他の子に頼むからいいよ」
「いや嫌とかそういうわけじゃないんですけど」
「じゃあお願い」
「はあ」
「さん、はい」
「貴女は僕の光です。もし貴女が暗闇の中で迷ってしまっても、きっと僕がその光を見つけて手を引きます。光である貴女の闇も僕が背負います。なのでどうかこの指輪を受け取ってくれませんか」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・あ」
「あ?」
「アドリブ禁止」
「すみません」
「不意打ちも禁止」
「すみません」
「でもこれは貰っとく」
「ありがとうございます」

20120823

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