ファンファーレが鳴り響く|まるでこの喜劇を嘲笑うようだ|長いまつげに縁取られた大きな瞳は燃えるように静かだった|ショッキングピンクの爪先|流れ込む微炭酸|ハートの女王、まっかっかな心臓|海は星を食べました|星は月に焦がれました|青の百合をご所望です|そのたおやかな指先は砂糖菓子のように甘いのだろうか|女王はこの赤き国のおろかな支配者でありわたしたちのやさしき母なのです|思い出を火葬できたらどんなにいいだろう|わたしは酸化した記憶ばかりを仮葬している|アンドロメダはもういない|つながれてせきとめられてにげられなくなる|シャンデリア落下事件|白の牡牛に連れ去られた|水性|君はまるで天使のようだ!|ならあんたはわたしの下僕ね|ぼんやりとしてあざやかな|すみれ色の空が終わりを告げる|終わりなど、あるはずがないのに



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -