※0はおまけです。
読まなくても問題ないですが
38「終わりへの誘い」の中で
手入れを受けているシーンが此処で展開されています。


シリアス路線できてたので
ここは少し和むようにします。



「みんな!大丈夫!!」
「華!無事だったんだね」
「よかったあ・・・心配したんだから」
「きよ、やす・・・ぼろぼろ」
「大したことねぇよ、その怪我、国広から受けた奴じゃねぇし」


まあ、こういうこった。
暴走する国広を止めるために手加減しつつ戦闘を始めたはいいんだが


「だから安定!!手加減しろって!!」ガッ!!
「してるよ!清光こそ何してんの!」ギン!!!!
「お前ら真面目に止めろ!!」
「「真面目にやってる!!!!!」」


まあ、あれだな、錬度の問題もあって加減が中々難しくてな
お互いに注意して止めあってできた傷やらで中傷おってんの。
俺かぁ?俺はその二人と国広の両方みてたから、こうなったんだよ。


「華・・・ごめんね・・・」
「くに、痛くない?」
「華のおかげで、いたくないよ・・」
「ぽんぽんしてあげるね。手伝い札、今手元にないんだ・・」
「いいよ・・・ぽんぽん、お願いします」



――――粟田口組


「いち兄だけ重傷?」
「そうなんだよ、華聞いてよ!!」


乱が眉をしかめて指をさす。
そこには応急処置を終えた姿の一期と
自身の処置をしている薬研の姿。


「いち兄ったらボクたちに危ないから下がりなさいって!」
「そうだ!俺達だって兄弟なんだからっていったんだぜ」
「気持ちはわからなくもねえんだが・・」
「薬研兄ぃも同じことしようとしてたでしょ!」
「ぼ、ぼくたちも、がんばろうとしたんだけど、虎くんも」
「申し訳ありません・・・華」
「護り刀なのに・・・」


華は苦笑している一期の頭に、
愛用のぽんぽん棒を突き付けた。


「いち兄!!」
「な、なんでしょうか・・・」
「あき兄ぃのお手入れといっしょに、ぽんぽんの罰!!」
「え・・ちょ・・・っ!」


このあと、思いっきりぽんぽんされた。
全員の手入れが終わっても兄弟からもポンポンされた。











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