501話/無敵の主人公

滅却師キルゲ・オビーの造った檻に閉じ込められてしまった一護。それは、月牙天衝でも壊せない強固な檻だった。


その上、伝令神機で連絡を取り合っていた浦原との通信まで途切れてしまい………。


一■くそっ…月牙でも…月牙天衝でもダメなのかよ!!
………(中略)………
浦原さん…!?何だよ!?何があったんだ!?
くそっ…つながらねぇ!!
どうしたんだ、浦原さん!?
くそっ…、くそォ……ッ!!



↑これをネタにパロってみました↓



一護
―――って、くそくそ言っても始まらねぇか。
落ち着け、俺。
こういう時は気分転換だ、気分転換。
楽しい事でも考えて…………
そうだ、石田の事を考えるんだ!
もし、ここに石田がいたら、きっとピンチの俺を励ましてくれるハズだ!
なんたって、石田は俺の恋人だからな♪
きっと優しく………
「大丈夫、君なら出来るよ」とか!
「君は無敵の主人公だろう」とか!
「君は誰よりもカッコイイよ」とか!
「好きだよ、黒崎」とか!!
「早く現世に帰ってきて僕とイイコトしようよ」とか!!
「その時は、僕の青T、君がぬ・が・せ・て」とか!!!
「僕のオ・シ・リは君のものだよ」とか!!!!
あー、たまんねぇ!!!!!!


雨竜
『僕は君に青Tを脱がせてもらった覚えはない!!
脱ぐなら自分で脱ぐよ!!』


一護
おわっ!?い、石田の声が聞こえた!?
げ…幻聴!?
しかも「自分で脱ぐ」って!?


雨竜
『そういう意味じゃない!!』


一護
あ?…また石田の声?
幻聴が聞こえるぐらい、石田の尻と青Tに飢えてんのか、俺?
……そりゃあ、そうか。何しろ敵は滅却師だからな。
白地に青い線が入った服着てるし……
あの色の組合せはヤバいぜ!
石田の白い尻と、その尻に食い込む青い線みたいな青Tを、どうしても連想しちまうからなァ……。
あーッ、石田の尻さりてぇ!!!!


雨竜
『君みたいな変態に、タダで触らせるもんかーッ!!


一護
へ??俺の妄想なのに、何で拒絶すんだよ?
そこは「イッパイ触ってイッパイ気持ちいいこと、しよ」だろ?


雨竜
『僕がそんな事言うかーっ!!


一護
イヤイヤ、言うだろ、これくらい!
なんたって、石田は俺の恋人なんだぜ?
「僕のお尻は黒崎のためにあるんだから」って、言うだろフツー!


雨竜
『お尻の所有権は僕にあるに決まってるだろう!!
いい加減、妄想はやめて気付けよ、黒崎!!
僕は幻聴じゃない!!本物だ!!』


一護
あ?……本物???


雨竜
『そうだよ!!まだ伝令神機がつながったままなんだ!!』

原作パロ500話からずっとつながってた。
しかもなぜか相互通信可能になった(笑)


一護
あァ?マジで?
しかもさっきまで一方通行だったのに、俺の声もソッチに聞こえてんのか?


雨竜
『ああ。君が妄想しだした時からね。
さっきから聞いていれば……そんな所で妄想卍解してどうする!!』


一護
……いや、だって、卍解して月牙撃っても、全然効かねぇしよォ。
もう諦めて妄想卍解でもするしかねぇだろ。


雨竜
『簡単に諦めるなよ!!』


一護
ってもなァ……。
身動きとれねぇし、することねぇもんよ。


雨竜
『黒崎……。
君は、いつだって諦めずに逆境を乗り越えてきた、強い男だろう?』


一護
えっ///


雨竜
『僕は知っているよ………君は、強い』


一護
えぇっ///
石田にこんなにストレートにホメられたのは初めてだぜ///


雨竜
『君の強さは、誰もが認めるところだ』


一護
マジで、そう思うか!?


雨竜
『もちろんだよ!
君はBLEACH界で一番強いさ!』


一護
石田ァそんなに俺の事を…!!


雨竜
『そう、君は無敵の主人公・黒崎一護だ!
どんな敵だって、君の前ではただの脇役!
しょせんサブキャラだ!
主人公の君が、負ける訳がないよ!』


一護
………あ?…あー…、そーゆーイミで?
………俺自身の力じゃなくて?


雨竜
『当たり前だろう!
主人公は最強に決まってるじゃないか!』


一護
………えーと
………じゃあ、俺自身のホメポイントは?


雨竜
『え?君の褒めポイント?
………あったかな?そんなの…………………………………うーん…………………………………………おごってくれる所?』


一護
もういいよ(-_-;)



《終わり》


雨竜たんもっと褒めてやれよ

2012.08.20up



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